わんちゃん🐶が教えてくれたこと|信じるということ

前回の記事↓の続き。

石垣島に到着した日、さっそく宿泊先周辺をお散歩することにした。
わたしと夫がお散歩に出かけようとしたところ、宿の看板犬Lana🐶がすかさず動き出した。
わたしたちの前をトコトコ歩き始める。

Lanaも一緒に行くのね〜

歩き進めてはチラッと後ろを見てわたしたちがちゃんとついてきてるか確認するLana。


歩いては止まって道草を食う自由なLana。


かと思えば急に早歩きし出してすごい勢いで前へ前へ進んでいく。
途中でワンちゃんのお散歩をする宿のご近所さんに出くわすと、一緒に遊びたげにワンちゃんをジーッと見つめるLana。

ご近所さんとワンちゃんが通り過ぎてしまうと、また我が道へどんどん突き進むLana。車がたまに通る車道が近い道に出てしまった。
今にも車道に出てしまいそうなLana。

そろそろ車も危ないし宿の方に引き戻そうか。
そう思ってLanaを捕まえようと近づくと、
決して捕まるまい!!とすごい勢いで前へ走り出すLana。笑

車道を渡って反対側の道に行くLana。
車が通らないかヒヤヒヤするわたしと夫。

どんどんどんどん早歩きで小道を進んでいくLana。

夫「俺たちが前に進んで歩くから、Lanaもどんどん前に進むんじゃない?宿に戻る方向に歩けばLanaも戻ってくるんじゃない?Lanaはかしこいよ。

夫の一言で、足を止め、来た道を戻る方向に歩き始めたわたしたち。

少し歩いて後ろを見ると、もうLanaの姿が見えない。
そこから見えない小道に入ってしまったようだ。
わたしたちの100メートル以上先にいるLana。

わたし「やっぱり戻って来ないよ〜宿のオーナーさんに連絡する?」

夫「でもなんて送ろう??」
夫が宿のオーナーさんに送るメッセージの文章を考えてくれたけれど、二人ともその文章にピンと来ない。

全くピンと来ないし、伝える言葉も浮かんでこない。宿のオーナーさんに連絡するのは、なんだか違う気がした。

この状況、どうするべきなのだろうか。

ふと、さっきの夫の言葉「Lanaはかしこいよ」が頭によぎる。

「これ、Lanaを信じろって学びじゃない?Lanaはかしこい!!」
そう夫に言って、二人で来た道をまた戻ることにした。
今度はさっきより強く前に進んだ。
少し歩いて、後ろを振り返ると、やっぱりまだLanaは小道に入っていて姿すら見えない。
それでも来た道を戻る方向に歩き進めた。

また後ろをチラッと見てみると、
小道から戻ってきたLanaがジーッとこちらを遠くから見つめている。

「Lana、多分こっちに来るね。Lanaはかしこいよ。」

そんな会話を夫としながら、また前を見て歩き進めた。

少ししてからまた後ろを振り返ると、
早歩きでこちらに向かってトコトコ歩いてくるLanaが見えた。

こうして、そのままわたしたちを追い越し、案内してくれるかのようにわたしたちの前を歩き、宿まで迷わず、止まらずに歩いたLana。

やっぱりLanaはかしこかった。



この信じる学びから思い出していた出来事があった。
それは、わたしが新卒で入った会社を退職し、小さな小さな会社に転職したときのこと。お世辞にも仕事ができるとは言えなかったわたし。わからないことがあると自分で調べる前にすぐに人に聞き、いつも他人事で”誰かがやってくれるでしょ”というスタンスで、とにかく自立心がなかった。
新卒で入った会社では、それが通用していたし、わたしに指摘してくれる人、叱ってくれる人は誰一人としていなかった。

そんなわたしを見かねて、転職先の会社の社長であり上司でもあった人が、ある日、顔を真っ赤にして、わたしにはっきりと正直に伝えてくれた。
「●●(私の苗字)さんは、いつもボーッとしてる。自分の担当なのにいつも他人事で。周りの人がサポートして先回りして●●さんが困らないようにってお客さんに質問したりしてくれているのに、それすらもボーッとして他人事で見ている。」
と。
この一言をわたしに伝えることは、ものすごく勇気が必要だったと思う。もしかしたら、わたしが拗ねて会社を辞める可能性もあっただろうし。

もちろんわたしはこれを言われてショックだった。
図星すぎてショックだった。
恥ずかしい
申し訳ない
意識高く転職してきたのにこんな自分で申し訳ない、恥ずかしい。
そんな気持ちでいっぱいになった。

特に言われた当日はショックを受けていたけれど、
振り返ると、わたしがその会社で一番感謝している出来事になっている。
紛れもない上司からの「本物の愛」だったと思った。

そのご指摘の後、わたしの仕事の仕方、意識がものすごく変わった。
いつも誰かの指示に従って、誰かに頼り、誰かに言われたことだけをやっていた自分が、初めて「自分で決めて仕事をする」「自分の責任で仕事をする」ということを覚えた、目覚めた瞬間だったと思う。
それは、同時に、初めて「仕事が楽しい」と思えるようになった瞬間でもあったと思う。

信じるってものすごい愛なんだと思う。
・相手には力があると信じているということ。
・相手自身がその力を信じるのか、別の選択をするのか、委ねるということ。
・もし相手が別の選択をしたとしても、自分は大丈夫だと信じるということ。

愛を信じていないと、そのどれもができないような気がする。
相手の中に光るものがある、つまり相手も愛であると信じているということ。
何が選択されても最善にしかならない、つまり起きる全ての出来事は愛であると信じているということ。
何が起きても自分は大丈夫、つまり自分は愛であると信じているということ。

信じるってものすごい愛なんだ。
その愛により、相手自身が相手自身の中にある光るものに気づくきっかけになることもある。

Lanaとのお散歩から、信じるということ、愛するということについて改めて考えさせられていた。

余談だけど、、
後から宿のオーナーさんに聞いたら、Lanaはいつもこんな感じで1人でリードを付けずにいろんなところを歩き回っているみたい。とても信頼されているLana。

ご近所さんには周知の事実だけど、あるとき1人でウロウロ歩いているLanaを見かけた観光客の方が警察に通報してしまったようで、Lanaが警察に逮捕されてしまったこともあったのだとか。笑

この日のラナは朝帰りでさすがに心配したのだとか…