この前、youtubeでライオンのお母さんが我が子を食べてしまう動画を見ました。
一見残虐な行為に見えるけれど、それはとてもとても奥が深い行動でした。
ライオンは赤ちゃんを産んですぐ、1か月ほど群れと離れて赤ちゃんを守るために隠れて暮らすのだそう。
そんな時に、数匹の若いオスの象がやってきた。
権威を見せつけるためにその象は暴れ、数匹いるうちの1匹のライオンの赤ちゃんがケガをしてしまったのです。
お母さんライオンは我が子のそばに行き、傷口を舐めて癒してあげているようでした。
だけど次の瞬間、お母さんライオンは赤ちゃんライオンの首を噛み、窒息させて殺してしまったのです。
どうやらもうこの赤ちゃんが助かるのは難しいと判断したようです。
そして、次の瞬間、愛する我が子を食べ始めたのでした。
傍から見たら、え!?お腹が空いてて我が子を食べたの!?なんてひどいことをするの!?って思うこの行為。
だけど、自然界ではすごく意味のある行動だったみたい。
もしもそのまま赤ちゃんを食べずにおいていたら、血の匂いを嗅ぎつけた他の肉食動物がやってきてしまう。
赤ちゃんライオンはこの1匹だけでなく、他にも何匹もいる。
他の生き残っている何匹かのライオンが狙われる恐れもある。
他の赤ちゃんライオンを守るためには、ケガをした赤ちゃんライオンを食べて跡形も残さないことが大切だったようです。
恐らくそれは、子孫を残すための本能のような行為なんだと思う。
他の者にどう思われるのか、赤ちゃんが可哀そう、とかそんな感情は一切排除して、すべてのために何が最善なのか。
これを考えた結果の行為のように感じました。
生死にかかわるため瞬時の判断が求められる野生動物の世界で、きっとライオンは「考える」という行為すらしていないのだと思います。
ただ、感じるままに、ハートの奥が知っている叡智を行動に移しただけのように感じました。
きっとそのお母さんライオンにとって、初めての子育ての中で、我が子が死に至るようなケガをするという初めての経験。
ケガで苦しむ我が子を「窒息死させて痕跡が残らないように食べてしまう」なんて恐らくそのライオンは誰からも教わっていないのだと思う。
だけど知っていた。
誰からも教わっていないのに、何が最善かを知っていた。
いつどんな危険があるか分からない自然界という世界では瞬時の判断が求めらるのだと思います。
そんな世界で動物たちは自分たちの「感覚」を頼りに、自分の感覚を信じ、生きているのだと感じた。
そしてそれは、何よりも最善な判断なのだと思う。
それは人間も同じなのではないかと思う。
わたしたち人間は、
周りの人から教えられたことをその通りにやるように教えられて生きてきたために自分の感覚が分からないし、それを信じることすら怖くなっています。
だけど、人間だって、自然界の野生動物のように
何が最善で、何が全体のためになるのか、
本当は心の奥に誰もが叡智を持っているのだと思う。
その叡智にどれだけ気付けるか。気付こうと努力するか。
どれだけ信じられるか。信じられるように努力できるのか。
このyoutubeからそんなことを感じたのでした。